リフォームハウスおかやま
おもしろ建築用語
建築用語には動物の名前がつくものがたくさんあります。閑にまかせて広辞苑で調べてみました。

■あり
あり1 【蟻】
膜翅目あり科の昆虫
あり2 【蟻】
木材の端を先に広がった形にしたもの

■あんこう
あんこう1 【鮟鱇】
硬骨魚目あんこう科の海魚
あんこう2 【鮟鱇】
軒樋と竪樋をつなぐ部分

■いぬ
いぬ1 【犬】
食肉目いぬ科の獣
いぬ2 【犬走り】
建物の軒内を石や敷瓦で舗装した部分

■うし
うし1 【牛】
偶蹄目うし科の獣
うし2 【牛梁】
重いものを受ける梁

■うま
うま1 【馬】
奇蹄目うま科の獣
うま2 【馬】
左右に足を具え、物を支える道具

■えび
えび1 【蝦】
甲殻綱十脚目・長尾亜目の節足動物
えび2 【蝦束】
違い棚の上下の棚の間にある束

■かえる
かえる1 【蛙】
両生類無尾科の動物
かえる2 【蛙股】
梁上で上部の荷重を受ける部材

■かめ
かめ1 【亀】
爬虫類亀竈目の動物
かめ2 【亀腹】
建物の土壇や多宝塔で両層間の饅頭型の物

■かも
かも1 【鴨】
雁鴨目かんおう科の小型の水鳥
かも2 【鴨居】
引戸、襖、障子の上部にある溝をついた横材

■けら
けら1 【螻蛄】
直翅目けら科の土中に住む昆虫
けら2 【螻蛄羽】
切り妻屋根で妻面より突き出した部分

■さる
さる1 【猿】
霊長目えんこう類の獣
さる2 【猿錠】
木栓を移動させ戸締りをするもの

■たこ
たこ1 【蛸】
頭足綱八腕目の軟体動物
たこ2 【蛸】
胴突きの別称。地業工事で突き固める木製の道具

■ちどり
ちどり1 【千鳥】
鷸(しぎ)目ちどり科の鳥
ちどり2 【千鳥破風】
屋根の斜面に取付けた三角形の破風

■ちん
ちん1 【狆】
愛玩犬 顔は平たく容姿は奇抜
ちん2 【狆潜り】
床の間と床脇の間に開けた穴

■とび
とび1 【鳶】
鷲鷹目わしたか科の鳥
とび2 【鳶】
江戸時代、町火消しの人足 高所作業員

■とり
とり1 【鳥】
脊椎動物鳥綱
とり2 【鳥居】
神社に仕えた鶏の止まり木のこと 神社の参道入り口に立て神域を示す

■とんぼ
とんぼ1 【蜻蛉】
蜻蛉目に属する昆虫
とんぼ2 【蜻蛉】
地業を行うときに用いるT型の定規

■ねこ
ねこ1 【猫】
食肉目ねこ科の家畜
ねこ2 【猫足】
膳や机の脚 上が膨らみ中がすぼまり、下が丸く低い脚