a. 束石の間隔が広い。 b. 束石が下がり束との間に隙間が出来ている。 c. 根太の間隔が広い。 d. 根太が細い。 こうした症状は床全体の工事になる可能性があります。 床の上に巾木、壁、敷居が乗っているので、壁の工事が必要となる場合もあります。 クッションフロアー、じゅうたんの下地はだいたい12ミリのベニヤが使われています。 フロアは12ミリのベニヤの上に0.3ミリ~1ミリの薄い化粧板を張ったものです。 ベニヤは3~5枚の薄い板を接着剤で張り合わせたものです。湿気の多い場所や、人がよく通る所は、接着剤がはがれバラバラになってしまいます。こうした症状の修繕は、下地が良い場合、その上にベニアを下張りし、フロアを張ることが可能です。床が強くなり、敷居との段差が少なく、バリアフリーにすることもできます。 玄関もリフォーム用のL型框があり、きれいに収まります。 |
クロスを貼り替えるだけでも部屋の印象は大きく変ります。あなたもインテリアコーディネーターになった気分で想像してみましょう。 クロスの見本帳を渡すと皆さん悩まれます。もちろん私もアドバイスしますよ。例えば雲の天井にオレンジの壁なんて個性的で面白いですよ。 クロスの貼り替えは下地が痛むので、厚手のクロスをおすすめします。ジョイントには特殊テープを張り、はがれ防止をします。 台所の化粧ボード、プリント合板、テックス天井にクロスは直接貼ることができません。ベニヤかボードを上から貼ってクロスを貼ります。 壁・天井にベニアを糊と又釘で固定すれば和室にもクロスを貼ることができます。明るくモダンな和室に生まれ変わります。 最近では糊が良くなったので、じゅらく壁(木片を色粉で染めたもの)や砂壁(砂を色粉でコーティングしたもの)もポロポロ落ちることはありません。 古い仕上げ材は完全に取らないと、剥離の原因になってしまいます。水に魔法の粉を入れるとたちまちゼリー状になる溶剤を壁に塗り、水をしみ込ませ仕上げ材を落とします。 厄介なのは土壁。下地まで取れたり、わらが飛び出すので下地の補修が必要になります。石膏壁は気持ちよく落ちます。パステル調の淡い色がおすすめです。 |
引戸の長所は開放的に開けておける、出入りがしやすい、廊下や室内が広く使えると、おすすめです。鴨居とアルミレールを取付けるだけでOK。 敷居も取ればつまずくことなく出入りできます。 これはすり減った敷居が原因。アルミレールをはめ込むだけで驚きの滑りの良さを実感できます。玄関ドアや勝手口の建具を素敵にリフォーム!床や壁を痛めることなく1日で完了します。 欠点は床に1㎝の段がついてしまうこと。閉めても風が通り抜ける勝手口や防犯等をお考えの方は是非ご相談ください。 また、二重ガラスは断熱、防音、結露防止に効果があり、おすすめです。 |
夜中、眠気眼で階段を降りるのは危険!特に冬なんてわざわざ1階に降りるのは辛いですよね。 2階の押入や廊下の一部を利用すれば、トイレをつくることも可能です。 トイレの中に少し大きめの手洗い器をつければ、口を濯ぎたい時や、掃除に便利ですよ。 狭いトイレにはロータンクの無い洋便器をおすすめします。多少お値段は高くなるのですが、約14㎝ものスペースを確保することができます。狭すぎてドアに頭をぶつけるなんてことはないでしょう。 |
5~7年ごとに塗り替えが必要となってきます。屋根材は塗装が取れると痛むのが早く、苔が生えてしまうと雨水が逆流し、雨漏りや軒裏を痛める原因となります。下地処理は念入りに、古い塗装を弾き跳ばす高圧水洗浄と、塗装の密着を良くするシーラー塗装を行います。これを手抜きしてしまうと1年後、哀れなことになってしまいます。 釉薬瓦はメンテナンスしらず。瓦自体は釘で止め、棟、尾もしっかり工事をすれば台風や地震にも強く、安心できますよ。 鉄芯入り塩ビの樋が寿命をむかえると、継ぎ手部分から鉄が錆びてアバタ状になってしまいます。縦樋を節約してしまうと、水の流れが悪くなり、泥が溜まり、雨水があふれる原因になります。 |
モルタル壁を解体する時、2m四方の壁が一気にはがれることがあります。新幹線の橋脚で問題になった海砂(貝殻まじりの砂)を使ったものです。ラス網、木に止めている又釘は塩分で錆びてボロボロです。 また、以前の川砂を使った壁は解体に大手間です。現在は軽量混和材入りのモルタルと塩分を抜いた砂を使用します。危険な壁は早いうちに撤去したほうが安全でしょう。 |
手で触ると白い粉がつくようになると塗り替えの時期です。塗装は屋根と同じように下地処理が大切です。破、鼻隠しの木部や庇の鉄部、基礎も細部まで念入りに。手作りの感じを出す塗り壁は色々な模様を作り出すことが出来ます。 |